[st_af name=""]京都アニメーション火災、並びに台風5号に被災された方々にお見舞いを申し上げます。
「大雨危険度通知」とは?
A スマホのプッシュ通知やメールで
・土砂災害
・洪水害(河川の氾濫)
の危険性(原則警戒レベル4相当)が高まった場合に知らせるサービスです。
気象庁と後述の企業が連携して行われています。
通知を受け取るには?
A 2019年7月21日現在 下記の5社が通知を提供(一部予定)しています。
・アールシーソソリューション(アプリ:ゆれくるコール)
→2019年9月提供予定のアプリにて通知予定。
・ゲヒルン株式会社(Twitter:特務機関NERV)
・島津ビジネスシステムズ(お天気Japan)
・日本気象協会
・Yahoo!(アプリ:Yahoo!天気)
大雨危険度通知とは別に「大雨警戒レベルマップ」も提供。
新たな技術?
A 違うみたいです。
以前から、土砂・浸水(内水氾濫)・洪水(河川の氾濫)の危険度分布(地図上に色別で危険度を表示)という形で、気象庁のサイトから、提供していたそうです。
これらは「大雨警報(土砂・浸水)」「洪水警報」「土砂災害警戒情報」が出た市町村=全域が危険とは限らない事から、地図を用いてより細かい場所の危険性を色別で表していました。
ですが、「防災気象情報の発信の検討会」では危険な色に変化しても、誰も「危険度分布」を見に来ない事が課題とされ……
→だったら「通知」しよう!
という事になった様です。
町内会に例えてみますと
今まで公民館の掲示板(気象庁のサイト)にしか貼られなかったポスター(危険度分布)
を防災スピーカー(提携した事業者のアプリ・メール)で
知らせれるように、「改善」した。
という感じです。
通知が来たら、絶対に避難?
A 通知が来た市町村=全域避難では無いです。
通知は市町村単位で来ます。
ですので、A市に洪水の警戒レベル3で通知が来ても、危険性が高まっているのは、北の地域だけ、一部の地域だけはあり得ます。
実際私の住んでいる地域でも、洪水の警戒レベル3で通知が来ましたが、危ないのは、北の方だけでした。
自分のいるところが危ないかは
・気象庁の「危険度分布」
・Yahoo!天気の「大雨警戒レベルマップ」
・市町村の「避難情報」
などを確認しないと分かりません。
後、危険度分布の外=100%安全の保証はできません。
浸水想定域も土砂災害警戒区域も完璧ではないです。
実際に土砂が土砂災害警戒区域を超えた事例もある様です。
仕方ないとはいえ、こういう判断の難しさが災害への備えの難しい所であり、疲れる所ですよね。
最後に
「大雨危険度通知」運用が始まったそうですが、余り話題になっていない気がします。
Twitterや良く検索されている単語を調べるサイトでも検索されていませんでした。
テレビとかが取り上げてくれたら、知る人が増えるとは思うのですが。
また、2018年の情報ですが、気象系アプリで一番のYahoo!天気で約20万ダウンロードですから、47都道府県で割ると1県に4255人。
キャリアメールで送った方が確実な気がしますが、そうなると「うるさい!」って言われそうですし……
その気持ち少し分かるし……
ここまでお読み頂きありがとうございました。
2019年7月27日 文章の修整
2019年8月25日 誤字の修正